Friday, August 12, 2011

祈る時 pray




祈る時

      NYにいると広島がよく登場します、一ヶ月に一度くらいは原爆のドキュメンタリーが
あったり、原爆をモチーフにしたパフォーマンスがあったり。日本人のそれぞれの団体や
個人が発表しています。NYの地で広島を思う人々がたくさんいるのでしょうか?それとも
原爆の被害を伝えなければいけないと想う人々がたくさんいるからなのでしょうか?
広島出身の私にとって、とても不思議な体験でした。

ニューヨーク時間7時15分、8月5日の夜、それは広島時間の朝8時15分、8月6日。
毎年お寺や教会に人々が集まり祈りを捧げます。今年も国連チャーチセンターで人々が
集まりインターフェース(超宗教)の方々がそれぞれの宗教の祈りを捧げます。
(まだ叶っていないのですが広島と同時に国連の鐘を鳴らす運動を展開しています。)
そしてPeace Walkが続きます。

私のNYでの一番好きなシーンは、この世界の宗教家達が同じ場所でそれぞれの言葉で
お祈りする姿です。昔は宗教が原因で戦争がおこりました。今も世界では何時争いが勃発
するかわからないほど宗教は人を動かし、
宗教間で人を悪い連鎖に導く事さえありました。
NYは人種のるつぼです。そこに長くすんでいれば人種に関係なくNewYorkerです。
各宗教のリーダーが仲良く共に祈りを捧げる姿を見ると、なぜか近所の人とも
仲良くなれる気がしてくるのです。

小さな問題はどこにでもあります。でも異なる宗教も、異なる言葉もそして異なる顔も
異を受け入れて、他を学ぶことによって、少しづつお互いが近づくことがもっと
簡単にできるような気がしてきます。
それぞれの祈る言葉、
言葉が通じなくてもそれはとても美しく身体の奥に響きます。
身体の奥深く.....こころがある場所に。

鎮魂の祈り、平和への祈りが今年も8月5日夜7時15分に
遠いNYの土地から広島を想って響いてきます。

Interfaith center of New York 
http://interfaithcenter.org/
キリスト教、仏教、ユダヤ教、イスラム教、ヒンズー教などの聖職者、信者
無宗教の人々が宗教の壁、人種の壁を超えて、


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